メルセデスのある生活 13

〜 OH ! My 〜
板金修理の巻き


川崎旧車保持研究所 研究員 喜多川 グラマロ
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6/20、不幸にも顔面にヒップアタックを喰らってしまった。
グンニャリ歪んだ顔面を強制するべく入院したのは・・・神奈川県でもいや、この業界では有名なマックス・クラフトである。歪んだ顔のままファクトリーへ行ったのだが規模も大きく、綺麗で・・・ 他にある車がポル、ベントリィ〜、新型の7シリーズに500E、とにかくスンゲ〜車ばかりである。トレイシーちゃんもなかなか様になってはいたが・・・

21日から作業は開始された。ちょうど半月程度の入院であったが、結論から言うと、すんっばらすぃ〜仕上がりとなっている。かなり神経質なボクだが、大満足である。奇しくも、ちょうど今日はトレイシー同様に長嶋茂雄も復活を遂げた日である。スーパースターの再来を祝うにはピッタリの小ぬか雨だった。

この徹底した下準備
新車かと思った(^^;

ムフフのご対面
ピカピカ!


こっちの角度も
OKだぜ!

この人、マックスの
フロント K氏!

気がついたら内装
まで新車の様に・・・

ここん所は、かなり
神経質になっていたが
完璧な仕上がりだった!
↓サムネイルクリック
ここマックス・クラフトのフロントマネージャーK氏に詳細を伝えた。
「いや、実はね・・・ こうなって、ああなんて・・・ ドカンつってさぁ・・・」
ボクは、この時少々興奮していたのか、よく考えるとしっかり伝わっていなかったと思う。
K氏は、クイズ番組の司会者のような風体で何を言ってもにこやかに「現状復帰ですからご安心を」
本当に、この人は現状を解っているのかなぁ? 伝わっているかなぁ?

平たく言うとプロとはこういうものなんだろうなぁと今回も思わされた。前回もデントに行った時、オーナーのボクでさえ気づかないエクボを見事に発見する目はプロだった。今回も説明するまでもなく・・・ とくに中途半端に手を入れたグリルは恐ろしくプロの仕事として戻ってきた。しかも以前にあったマスキング漏れの部分まで綺麗に塗装を落としてから再度塗りなおしてある。
 素人のボクなんかが心配でグチャグチャ言った事が恥ずかしく思えるくらいの仕事振りである。

だってフロントのK氏は何をいっても「はいはい!大丈夫ですから(ニコニコ)」と終始この調子である。
少しは心配になる気持ちがわかっていただけるだろうか?

 ここがもし横浜都筑じゃなかったら・・・
この車はちょっと扱えませんね〜というケースもあるかもしれない。地理的に恵まれていたのかもしれない。しかしその分を差し引いてもこのお店は良い!

実は、オープンの状態で持ち込んだために幌をかける必要がある。107は少々コツがいるために知っていなければ幌を閉めることは難しいだろう。しかもボクの幌はスカットル右上のキャッチにあるシリコン製のクッションを替えた為に少々固い。熟知していないと・・・

納車の時は、ちゃんと右側のハンドルだけ中ほどで止まっていた。つまりこれ以上の力を入れていいのか、判断がつかなかったのだろう。実に配慮が行き届いている。

ベントレーのコンチネンタルGTなんていったら諸経費込みで2500万円〜 オプションなんかで3000万円程度にもなろうとする超〜高級車。古いコンチネンタルなんかも扱いなれているだけあって頑丈なベンツなんてヘナチョコなのだろうか・・・。

確かに殴打されたことは心に痛いが、こんなに綺麗に戻って来たので、とりあえず怨み無しといったところで収めてみたい。

また、事前の調査やお店の選択でご意見いただいたEZZY氏、激励をお見舞いのコメントをいただいた多くの方に感謝したい。

ん〜 なにはともあれ・・・

    ニンマリ なのだ!