Mercedes Benz R107・・・これは究極のモデルカーである。過去にもこいつにすっかりハマッてしまった人間、そして経済的な理由や用途にそぐわず諦めてしまった(足を洗った)人間も多いだろうと思う。こいつは上品な顔した魔物であるといいたい・・・
最近はすっかり構えずちゃらり〜んと走っていて、幅ギリギリの裏道に足を踏み入れることしばしば。タクシーとすれ違う時にあちらのバンパーがピーッとオイラの横っ腹に線を付けたのもつい先日だがコンパウンドで見事に綺麗になった。流石に真っ赤なベンツのオープンカーを擦ってしまった時のタクシードライバーは恐ろしく恐縮しておりボクはかえってバツが悪かった。
で、夜に裏道に入った時に少々気になったのがライトが若干暗いこと。
自宅徒歩1分、深夜までGoGoスーパードンキーへ早速駆けつけた。走って。
激安H4を2セット購入。ちょいとコツあるバルブ交換を開始したのは夕方5時。取り付け完了した時はまだテスト点灯するには早い明るさである。なれちゃうと・・・片側5分?といったところである。
ドライビングランプがやけに黄色く見えるほど(Fig.1)4300ケルビン級の「ナンチャテHID」の出来上がりである。ベンツのバルブは「H4」であるが、最近はH4uしか置いていない。「U」って何か?それは説明するのもバカバカしい程度の差なのでH4UのバルブはH4にも着くがH4Uに車にH4は付かない・・・それだけでいいと思う。その馬鹿馬鹿しい程の「差」は付けてみたら解る。
本物H.I.D.であるMr.Ezzy号(Fig.2)と並んでみると色合いはやや似ているものの照度は一味違う!
ちなみにこの
Ezzy号何が凄いかというと、AMGの17インチフラットディッシュ、フロントエアダム!いやいやそんなことではない。トランク以内に入っている予備のパーツと彼の頭に入っている知識・経験であり、これは尋常ではない。トランクの中に入っているパーツといっても大凡、R107オーナーが経験しディーラーで高額な支払いを強いられるものばかり厳選されている。つまり彼も嫌というほど経験しているわけなのだ。現にワタクシのトレイシーちゃんも結構なわがまま嬢であるが、Ezzy氏と出会っていなければ今のコンディションに至るまでに爆発的な出費を被っていただろう。ここ数ヶ月で交換したパーツを彼に伝えるとその全てがトランクから出てきた(爆)。
さて、急なエアコンの不調でどうしたものやら悩んでいたが、港北ニュータウンの「JUST」という会社にお願いした。この会社は10000台のリース社を抱える会社でファクトリーが専業ではない。しかし台数が多いだけにバックアップもきっとすばらしいに違いないと思い、扉を叩いた。実際には自動ドアなので叩く扉も無いが・・・
とても立派なビルの裏手にこれまた立派な工場(Fig3)。仕事のスピード、スタッフの質・・・これはもうディーラー以上である。とてもまじめなちゃんとした工場という印象である。工賃も安くおかしな車も一切無い。ちゃんとした車が一般的な点検を受けるにはうってつけである。
ここでエアコンのリレーを直して、一路これまた港北の「ユーケーツー」(Fig4)へ足を向けた。このファクトリーは外車を、メインにやっているようでリフトに上がっていたのはベンツ、ポルシェ、スティングレー、BMWと欧米の新旧が入り乱れた外車ヤサンである。ここ、ハッキリいってお奨め!車検も得意で・・・つまりその・・・とても・・・まあTELしてみてほしい。僕は足回りの最後の作業ダンパー交換でステダン込みで30000円也。一日でビルシュタインというハイヒールをトレイシーちゃんに履かせてくれたのである。