はじめに
ゼロベース思考・・・この言葉をご存知か? まさに既成概念にとらわれない究極の仕切り屋・・・それは唯我独尊、自画自賛、アンチ他力本願といった概念で表すことが出来る、いい大人の『奇襲・・・』なのだ。
もともと、僕自身のWAXがけはタブーとされている円を「描くように塗りこむ派」であるし使っちゃいけないモノを使って洗車するのをよしとしている向きはある。代表的なものとしてハーレーのホイール洗浄時には2003年に必殺サンポール作戦を展開したのである。あの凄まじい洗浄力には思わず仰け反ったが、そのまま放置するとホイール自体が侵食されるという大技。汚れごときが落ちないはずが無い(良い子は真似しないでネ)。今まで数々の洗車作戦を展開してきたわけであるが・・・
要は『真剣かどうか?』が重要な事でWAXは縦に塗ろうが円で塗ろうがベタ塗りしようが、激薄塗りだろうが・・・本人に真剣な探究心を責任があればいいのだ。ただそれだけのことである。
昨今流行のコート剤。これはボディーからバンパーから丸ごとポリマーの皮膜で覆ってやろうというコトである。なかなか値段も高いのだが身近なもので代用できないかと考え、ある『ブツ』を思いついた。ちょっぴり試したところ問題なさそうなので全体に施行してみた。丁度雨も降ってきたし、施行するにはうってつけである。
アブストラクト
今流行のコート剤をもっと手軽に、簡単に、確実にする方法を検証した。今回は高価なコート剤を用いる事無く安価な代用品でボディーコートの効果が得られるかを検証してみた。今回の考察の結論、安価な代用品で十分にボディーコート剤の代用ができる事がわかった。長期の安定試験は今後の課題としたい。
メソッド

昨今、大変評判の良い(イタ車バカの後輩から・・・)ブ○ス。ケイ素だのガラス繊維だのとなっているが、要するに高分子ポリマーの皮膜でボディーを保護しようというもの。WAXのように脂を塗ってウェットな艶を楽しむのではない。だとしたら・・・
僕が知りうる限り高分子ポリマーで製品としての安定が良いものと言えば・・・思い当たるモノがある。そこで早速チャレンジだ。まずはしっかり水洗いしボディーが水分でいっぱいの状態で・・・
ふき取る前にシュッ!シュッ!シュッ!と『ブツ』をかる〜くかけてやる。
そして水ごと薄く延ばしてから、(ここが肝心!)もう一発水で流してからさっと拭きあげた。これにより完全に薄い皮膜が完成・・・するはずである。
考察
撥水性は驚くほどの球にはならないがレンズ効果が無くてかえっていいのだろ。しかもちゃんと流れ落ちる。また、雨のシミが綺麗に落ちるのである。石油系の溶剤を使用しているわけではないので洗浄効果はあまり期待していなかったが、これには正直驚いた。仕上がりはカラリとしたガラスの様なドライな光沢である。メソッドにある写真は、冒頭の写真で青い四角に囲まれた部分のアップであるが、これがなかなかの仕上がりである(詳細はクリック)。
小さな写真で解りにくいと思うが紫色の四角で囲まれた部分の映像は
コチラである。100%サイズで是非みていただきたい。水色の部分は
コチラである。
課題
今後、長期のレポートに入る。どれくらいの耐久性なのか?長期使用した場合の安定性とコート剤としての性能を検討し随時ご報告したい。