
・・・というわけで、5月5日こどもの日は、第二次大戦を考えよう企画
「日独伊 de ツーリング」(結果論、後付け)
あさ、7時に海老名SAに集合と相成った今回のツーリングは我がHPのBBSでなんとなく自然発生した企画である。
行き先は・・・未定のまま。まったく「信じらんな〜い」おっさん達(1人のオネーさんを含む)である。
今回は土壇場でキャンセルも発生したが土壇場で参加も発生し、いやはや楽しい事この上ない。今後もドタ参ウェルカムである。
できれば、今まで一度も会った事のない人なんかのドタ参は刺激的である(爆)。メンバーを紹介しよう。

TARKさん:解説するには原稿用紙8枚は必要。全てにコダワリのある・・・とにかく面白い!音楽、GUN、バイクから自動車まで何でも興味をもち何でも習得する探究心旺盛な永遠の少年。ちなみにわき腹は少年っぽくない。土曜の夜にJackCafeで直にお話を!LinkにHPあります。「横浜ボクサーズ」
ジッタさん:超お洒落なBMWとドカのオーナーである。どのくらいお洒落かというと・・・JackCafeへどうぞ!といいたい。かなりレアなバイクを動く状態で所有しているところが普通じゃない。
エディーさん:一級船舶を持つ謎のライダー。個人事業主という事以外は全くの不明。世界中に移動することの出来る免許でいったい何を輸入しているのやら・・・(爆)
ライチューさん:もともとはYITOHさん。読み方が難しいので便宜的に「ライチュー」(ピカチューの進化系)さんという事で。長身で背中を丸めたライディングは後ろから見ると、とてもカッチョイイのだ。さらに前から見ても、メットをとってもカッチョイイ、大変珍しい生き物。さらに謙虚な性格で攻撃の隙も無い。まったくも〜なナイスガイ。「33333回目にクリックしたの男」の主人公でLinkにHPあり!
ピカチューちゃん:バレリー(バッテリ〜)からウィンカーまで調整済みで現れた幻のピカチュー号。紅一点だが、何時でも、何処からでもやってくるアクティブなレイディーである。週末はヨットとバイクで大忙し!ご両親はさぞご心配でしょう(^^;
Ezzyさん:R107仲間でありながらMr.バイクへ掲載されたのを機に、一気にバイク野郎へ返り咲いた行動力抜群の男。子供の三輪車でさえ改造したくなるEvoマン。なにかひらめいた時は頭の中がクルクルまわる音がするからすぐに判る。
Zinさん:TARKさんと共に現れたクールガイ。どれくらいクールかというと素性がほとんど不明なくらいクール!とてもTARKさんの仲間には思えない(爆)。バンソン+XJRは個人的にかなり好きである。
RIGSさん:ワタクシがZX12Rを降りるきっかけになったといっても過言ではない。今回のような楽しいツーリングを演出いただいたのだがそのとき「スーパースポーツはこういう場合辛いだけだ」ということをイヤというほど味わった。高速ぶっ飛ばし系〜ゆったりツーリングへ転向。一気に883という180度方向辺転換は、まさにRIGS師匠の教えである。氏については当HPのツーレポに最多出演である。
グラマロ(オイラ)を含め今回は9名の参加である。野球チームにしても良いくらいのメンバーである。次回はサッカーくらいの人数で行ってみたいものであるが今回でも一台あたりの車間距離を4mとし車体を2mとすると、走行時は50m程の長さになる。高速主体なら無問題であろうが、下道はしっかり作戦を練りたい。
一行は一路富士スカイラインへ向かう・・・
高速道路は御殿場までフリーである。オテンバな走りをする人、破天荒な走りをする人、極普通の人と様々であるからだ。
案の定、御殿場を降りるまでの間、9台がひとつの軍団になることは一度も無かった。
イタリアンなスーパースポーツとコミュートは共にVツイン。水冷・空冷・油冷と揃ったマルチリッターバイク。クラシック・イタリアン空冷Vツインとドイチェの空冷フラットツインが3機、まったく一貫性のないこのパーティの旅は始まったのである。
本来、ツーリングというよりは夜な夜な集まって女子高生のように改造やメンテナンスの話をおしゃべりしているおっさん達が、今日は太陽のしたに揃って一路、富士山を目指す。
なんとスンバラシイ光景だろうか。とりあえず富士スカのパルキングエリアについて一服である。かつてTARKさんやRIGSさんと土砂降り梅雨明けツアーでメゲメゲにとどめを刺された場所として記憶にあたらしい。
ココから先のルートが全く決まっていない。ココが我々のいいところである。地図を眺めながらの行き先相談が始まった。通常はブリーフィングといって脱いだ後のクシャクシャのビキニパンツの様に集まって、顔寄せ合って決めるのが一般的だ。・・・が、我々はあっちでタバコ吸っているものやトイレに行っているものなどソッチノケで決めるのだ。この習慣は、まさにサバイバル。ちゃんと聞き耳立てておかないと湖を反対に回っちゃったりする羽目になる(詳細は後述)。
TARK「さて、何処行く?」
RIGS「まだ時間早いし、このあたりから北へ向かうってのは?」
ジッタ「ということは・・・これ通るの?」
zin「・・・」
えでぃ「ココの道凄いよね!」
TARK「じゃあまずは・・・」
やおら目の前の富士山頂を眺め・・・
ジッタ「5合目行こうか?」
ALL「OK!決まり!決まり!」
ピカ「ワ〜イ!修学旅行以来だぁ!」
グラマロ「あそこって『喰える石』とかいうのが売ってるんだよなぁ・・・」
マス・ツーリングをしているライダー同士の会話としては国内最低レヴェルの会話である。
「主体性の無さ」はまさにトップクラスなのだ!
さらに目に見えないゴールより目先のニンジンを好むという・・・大変わかりやすい集団がこのような素敵でフレキシブルなツーリングを実現するのである。生真面目な人が1人でもいたならこうはなるまい。ノンポリ・サイト、ル・グランマロンの真骨頂である。
ザマーミロなのだ。

富士山麓にオウム鳴く・・・
上九一色村を眼下に見下ろし富士山麓ワインディングを走りながら思わず思い出した。富士山麓にAUM泣く。これを考えたのは誰だか知らないが1960年代前半には既に存在していた事から考えると、これはある意味「予言」に近いかもしれない。
5合目への道は現在無料になっている。
旧料金ゲートをくぐって用意ドン!ここからスペシャル・ステージである。まずはTARK-GOがTOPで第一コーナーへ入る。続いて・・・、続いちゃいましたグラマロ。しっかりくっついていたのですが・・・周回遅れに邪魔されてTARK-GOから5馬身引き離されて、立ち上がりで早めに開けたら少しニュル・・・?まあいい。これくらい!
行くぞ!それ〜
ズリ〜ッ ・・・ ん〜 怖い。こんなに長く滑ったら怖い。
そうなのだ。インプレでも書いたがBMWはバランスがいいからズルッとすなわち初動が早い挙動の乱れがこないのであまり恐ろしくない。ところが調子に乗ってエンジンヘッドが路面に擦れるか?くらいの勢いでがんばってTARK−GOを追走していたらツーリングタイヤはあっさり根をあげ、随分と長い時間(といっても1秒弱)滑ったのでサスガに怖くなったというわけである。ビビッたらあっという間に後ろからイタリアンなスーパースポーツにオラオラ状態で追撃され、剣もホロロといったところである。
しかし・・・この日いたバイクはイタリアとドイツと日本。
第二次世界大戦で見事に敗戦した枢軸国「3国同盟」である。
内ゲバに燃えてはイカンのである。
戦いの近代世界史から現代日本史を考察するには富士山のツーリングはいい機会かもしれない。
是非、日独伊の3国バイクで上九一色ワインディングを競争してもらいたい。
さて、五合目でリターンし向かった先は南部村の蕎麦である。
この蕎麦ツアー(下から2つ目の記事)はかつてヤフトピで募ってた仲間で企画したものである。当然RIGS氏の水先案内によるものであり上のリンクで最近の出来事から記録にアクセスすると2003年の8月である事がわかった。
今回もあの美味かった幻の南部村にある蕎麦にアクセスである。
ちなみに・・・
幻は蕎麦にかかっているのではなくて南部村にかかっている。
2003年時点では携帯電話が通じないという、どうしてなかなか痛快な村だった。が・・・やはり今回も通信手段が断たれていた。
さらに今回の検証で新たに判明したことは、DOCOMO以外にもAU、ツーカー、ボーダフォンのすべての無線電話端末において全滅状態だったことを追記しておこう。ここはアリバイ作りにはもってこいである。

さて、幻の蕎麦にご対面である。大盛りの蕎麦にちょっとしたつまみがついて900円である。ハッキリ言って「ビール無し」は厳しいものがある。もし一人で行ったのなら我慢したかどうか怪しいものである。
蕎麦も食って大満足のご一行は、次なるターゲット、ソフトクリームをゲットする為に山中湖へ向かったのである。南部村から北上し西湖、本栖湖、河口湖、山中湖というアクセス。ココまで来るとサスガに道は混み合っている。昼過ぎという時間帯と富士五湖周辺ということで道がすいているわけが無い。
ここではすり抜けするものとしないものでは大きく差が出る。バンバンに行く人間は先発隊として山中湖入り口交差点のコンビニで休憩である。
この時Ezzyさんから皆さんにデリバリーされた「メガネ拭き」は優れものである。ウェットタイプと書いてあったが・・・
『ウェットだと綺麗に拭けないんじゃないだろうか?』というボクの予想を裏切り濡れたティッシュは綺麗に汚れを落とし、レンズに残ったアルコールは虹色の影をキラリと見せながら見事に蒸発してしまう。感動ものである。そうこうしている内に後続が到着し、山中湖畔のお店でアイス休憩をとることになった。で、「右回りで探す」か「左回りで探す」かで話が二転三転した。
Ezzyさんとライチューさんは、その犠牲になったのである(爆)

ボクとピカはGASが心細くなった。アイスクリームの食べたいTARKさんに続いて次う次と出発していったのを見送ってからGASを入れ、出発することに。
したがって集団にやや遅れて湖畔の交差点にきたわけである。打ち合わせ通り右回りで湖畔道路を行くとやや行ったあたりで左手のカフェに皆のバイクがいた・・・
グラ「ドモドモおまた〜」
ジッタ「見た?2台?」
グラ「・・・えっ?」
ピカ「私たちより先出たよぉ〜」
TARK「やっぱ逆いったんだ・・・」
RIGS「どうしようか?移動しながら探す?」
TARK「そうだね。ここにいても怪しいなぁ・・・」
ジッタ「グラちゃんがもし反対に行ったらならどうする?」
グラ「いね〜なぁ〜!なっつって結局ココまで回ってくるかな」
TARK「やっぱりか・・・じゃあ」
ジッタ「・・・だね」
TARK「オレ、アイスクリームね」
RIGS「オレ、コーヒーがいいな」
ピカ「(グッタリ)」
えでぃ「すいませ〜ん!コーヒー!」
トラブル時の肝もなかなか座っているものである。我々は「山中湖でワンちゃんと一緒にランチできるカフェ」としては有名であろう某店でコーヒー&アイスとなったのだった。ココにはフラットコーテッドレトリーバーという少し珍しいレトリーバーがいた。僕はこの犬が大好きなのである。
我々はスカーリ盛り上がっていたところにEzzyさんとライチューさんのイタリアンな伊達男コンビが到着した。「逆行っちゃった?」「あっやっぱ?」この程度で話は終わって早速コーヒーを追加である。
ワイガヤガヤと盛り上がってすっかり日が傾いた。
ボクタチはゆっくりと重い腰をあげ宮ヶ瀬に向かうことにした。湖畔からドウシ道をとおって神奈川県にアクセスである。宮ヶ瀬で最後の休憩となったがその頃にはすっかり日も傾き気温も15度程度。肌寒くなってきたが・・・ココまで来てもソフトクリームを食べている輩が約1名いたことは記録に残しておこう。
一般的には暖かいコーシーと草もちなんぞ食べて東名厚木ICに向かう。ICの入り口、およそ19:00ラップアップ!となった。
都合12h、400kmのゆっくりツーリング!皆さん無事に帰宅されたようである。

めでたし めでたし・・・
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