古い車のどこがいいんだ?そんな声も多いと思うが結構イカした車が多いのは事実である。投資目的ではないがちょっと古い車はもう少しでクラッシックな価値が出る場合がある。今だからこそ、そんな古い車に乗るのもなかなか様になるような気がする。クラシックといってもあまり気にする必要は無い。何故ならクルマ自体がたった100年の歴史しか持たないからだ。乗用車、いやあえて自家用車と呼ぶことの出来る自動車に関しては、50年程度の歴史と言えるだろう。
ボクの思いつく最も古い自家用車は2CV(シトロエン)であると思う。思いつく限りの古いクルマを手当たり次第に調べてみたが皆60年代のもの。恐らく50年代の自家用車なんてほとんどないと思うが2CVは10年飛び越えて1949年のデビューである。しかも都内を1week走り回れば見られないこともなかろう程度の台数は残っている。「時速100Km/hで淡々と・・・」そんな話を聞いたことがある。しかも燃費は1Lあたり15kmは走るという。
結局、最新のクルマとの決定的な違いは何なのか!?これは自家用車の進化論である。
ナビ・オーディオ・電動○○・・・60年代のクルマに無くて今あるものといえばこの程度。
なんだか利器の部分は大幅な進化をしたが、「走る」「曲がる」「止まる」という部分は、完全なフルオートドライブになっていない以上、あまり変化はないといえる。ガソリン焚いて4つのタイヤを回転させる理屈は40年間まったく同じである。
1970年代初頭デビューのプジョー304というクルマ。この頃のクルマは稀少であり極稀にあっても「価格対談」の文字。ホイルベースは2600mmの割りに全長は4200mm以下で背の高いボクシーな形。
驚いたのは1tを切る軽い重量。税金も安いだろう。写真の通り小さいのにビンボ〜臭さが無い。
こんなクルマ、現在は無いよなぁ〜
この写真を見て「エスパダだ!」と思ったあなたはクルマがよほど好きな人だと思う。
ボクは何故知っているかというと、子供の頃に見たタイガーマスクの歌(終わりかなぁ?)が流れているバックにこのクルマが登場するのでボクは毎日見ていたわけである。ただし、実在すると知ったのはそのずっと後、中学1年生の時で「スーパーカーマガジン」という本に写真入りで掲載されていたのを見たときだった。
ランボルギーニ・エスパダ・・・紛うことなく超マニアなクルマである。60年代の数少ないLamborghiniであるが、60年代後半といえば傑作「ミウラ」の存在があまりにも大きく、すっかり影に隠れていたようである。しかし流石にランボのクーペ、ベタベタに背は低いがかなり大きなクルマで大人4人が悠々と250km/hでぶっ飛ぶことが出来る。
V型12気筒4.0Lで350馬力エンジンを積んだ快速TGV級のスーパーカーであるから当たり前かもしれないが、これが1968年に発表されているところがイタリアの凄さである。
Lamborghini Espada 400GT