Dhoby Ghaut（ダービー・ゴート）駅から歩いてすぐ。といってもタクシー激安シンガポールにおいてはあまり重要ではないかもしれないロケーションだが、タクシーばかりでは地元の大型スーパーがすぐ（徒歩5～6分）北隣にある事に気づかないだろう不思議な立地である。一方、ダウンタウン（南側）に向かって歩けばご存知、名物ホーカーがあるので食事には事欠かない。今度は東側に歩けばリトルインディア。説明したくないくらい強烈に面白いパワーと文化の巣窟。つまりここは360度見渡すと高級ブティックから100円のジーンズまで何でも揃っている。夜になると少々怖い感じがするがシンガポールは恐ろしく刑罰の厳しい国故、治安は恐ろしいほど良い。いきなりあやしげなバーへ行ってもまず問題ない。問題があるとすれば酒が置いていない事があるくらいだろうか･･･

世界10カ国余り出張で見てきたボクが「家族旅行」には絶対的にシンガポールを推奨する理由はここにある。確かに機械じみたアトラクション（つまりディズニーランドの類）は無いが自然を利用したアトラクション、動物園だってバードランドだって、その面白さはTDLに引けを取らないと僕は思っている。いや子供にとってはこっちの方が絶対に情操教育に良いに決まっている。

閑話休題
今回ご紹介のランデブーホテルはツアーではほとんどお目にかかることのないホテル。日本人の滞在者はボク以外に見たことが無いビジネス・スタンダードなホテル。
地元の方々には相当立地がいいだろう場所にあるこのホテル、シンガポールには少々詳しいリピーターの方にお薦めだ。
朝飯は例によってブッフェが付いているが、メニューも味も過不足なく・・・
寝室の装備もクオリティーも過不足なく・・・
特別豪華ではないがお洒落なバーからコーヒースタンド、カードキーが無ければ動かないエレベータ・・・セキュリティーも装飾もなにもかも過不足なしの「真のスタンダードホテル」である。
ゴージャスに慣れた日本人にとってスタンダードというと「安い」などというイメージがあるかもしれないがそれは間違いである。スタンダードはあくまでスタンダードなのだ！

まぁ、ワシ○トンHOTELをイメージして行ったら「なんだ！こりゃちゃんとした高級ホテルじゃん！」となるクオリティーだ。コンラッド、スイソテル、リッツ、パンパシはもちろん5スターでコチラは4スター。充分に高級である。

インターネットで予約するとルームチャージで10000円程度。通常2名+αまでの部屋なので一人あたり5000円程度。プールで遊んで朝ごはんをお腹いっぱい食べたら・・・　安いものである。観光名所に飽きたリピーターもこんな立地のホテルに泊まれば新しい発見があるかもしれない。

TEXT：喜多川　グラマロ

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