『ミレニアム・ビルトモア』
ボクは太陽に逆らってアメリカへ飛ぶと時差ボケの極致を味わうのが常である。完全夜行性のこのボクが、
「元気困っちゃうわ〜もう、ウチのおじいちゃんたら!」ってなくらいに早寝早起きになってしまう・・・ことは前にも書いたが、そんなボクでも数日経過するとすっかり夜行性になるから不思議である。
夜行性になったボクがLosで必ず行くところがこのホテル。告白するが、ボクはこのホテルに宿泊したことが無い。
しか〜し、「ボクが宿泊したホテルから厳選した」なんてことは一言も言っていないので、嘘はついていない。
単に、いや猛烈にインプレッシブ(印象的)だったという事である。
初めてこのホテルを肉眼で見たときの印象たるや強烈!で、真っ先にこう考えた。
「この雰囲気を人に伝えようとしたならば、どう表現すべきなのか・・・。」
この脚色が多いMySiteにおいて、こればかりは真実である(コレダケカ〜イ!)。

この・・・なんと表現したらいいのか・・・
歴史的な重み、重圧感というか、それでいてとても洗練されているというか・・・
要するに60年代の・・・もっともアメリカが強かったときに・・・スーパーエグゼクティブのために創られた空間・・・、映画に出てくるホワイトハウスみたいな様相・・・とでも言えばいいのだろうか。
嗚呼、これはとにかく写真から判断していただきたい。例えば右の写真はエントランスホールであるが、両側には大きなカンファランスルームが並んでいる。目を皿のようにして観察しても、無機質でフラットな部分を探すことが出来ない事にお気付きか?壁や窓・扉の枠、ドアノブまで細やかな装飾が施され、見事な空間を演出しているのだ。
写真では解らないが壁などに貼ってある布にも細やかな刺繍が施されていて、これは凄い凄い凄い、凄〜い事である。
まさに豪華絢爛とはこのことであるが、日本人が豪華絢爛を造るとどうにもピカピカのギラギラのなんだか成金趣味といわれる様相を呈する。そう、絢爛とはきらびやかな様をいうが、この「煌びやか」に対するセンスの違いが現れている。東洋人の煌びやかは香港の超高層ビルに代表されるような光り輝くものである。西洋のそれは・・・
ん〜やっぱり日本人には表現が難しいなぁ。
Indexに
戻る