エスケープ・・・逃げ出す、脱出する
良い名前である。アウトドアチックな「脱出」なる名前を持つライト・クロスカントリーである。ライトと言ってもバカでかい車をもってしてミニバンと言わしめる国の産物ゆえ決してライトではない。重量税もBMW525より高いのであるが、コロナ級の全長にセルシオ級の幅。縦横の比率がかなり素敵な小ぶりのクロスカントリーである。アメリカに多いなんだかシンプルなトラックのカッコよさに少々感染しているボクにとってこれは意外な発見であった。これほどマイナー存在でありながら結構カッコよいのである。しかもこの3リッターエンジンはユーザーの評判がやたらよいのだ。
ものすごくマイナーな存在だったので、まったく頭に浮かばずにいたのだが偶然街で見かけたのである。
「あらっ?カッチョイイ」
もっとも246の渋滞の中で見るとこいつはまったく目立たないだろうが、ちょっぴり郊外をスーッと走っている姿は、かなりいけている。車好きには「・・・?」という酷評をいただきそうであるがリスペクト・マイノーリティーを掲げるボクのライフスタイルには結構ピッタリかもしれない。
ペルソナを新車で購入したという類稀な経験を持つボクにとってフォードマツダにもあまり抵抗がない。実を言うと今回RX8に照準を合わせた際、マツダにトリビュートというブラザーが存在してたことが発覚したのでちなみにそいつも見積もりをもらった。値引き0円の8に対してほぼ同等の価格に膨れ上がったトリビュート3リッターフルオプション車の見積もりはびっくりするほど男らしいものであった。
「なにぃ〜?ん〜買い得感満点だ。」
汗が一滴、頬をつたった。