POWER CHECK

THE ZX-12R
グラマロ VS ハギー

                             
by サンダーロード
今回は、パワーチェックで徹底的に比較してみた!グラマロ12RVSハギー12Rである。
・・・とはいっても、既に12Rを手放してしまったグラマロとの対決はPCに保存してあるデータ上での比較。
以前からお世話になっているサンダーロードのオーナー店長(鈴木さん)にご協力いただきPCの画面上で比較対決したというわけである。今年の1月に測定したスレイプニルの記録を元に、ハギーの12Rがパワーチェック!彼の莫大なる経費対効果はいかがなものであるか?検証しよう!今回は回転数ではなくスピードメーターと出力の出方を検証している。したがって単純に線が上だから・・・下だから・・・というわけにはいかない。なぜなら、100km線上で例えば線が下になっている時は逆に効率よいエンジンということにある。したがって傾斜角度の位置関係で検討するのが正しい。

今回、比較したのはコントロール郡とスレイプニル(グラマロ12R)とハギー12Rの3つの比較である。
右の写真:
ピンクライン →ハギーの12R
パープルライン→グラマロ12R
グリーンライン→ノーマル12R

それぞれのパワーにかかわる違いについて
ハギー12Rの変更点:ワイバン・フルエキ/ナイトロ・サイレンサー 約20万円
スレイプニルの変更点:ブルーフレーム・SOサイレンサー 約9万円

三台ともに2000年のフルパワーマレーシア仕様であることから考えると純粋にフルエキ、SO、ノーマルという比較である。

ピークパワー
ノーマル 161ps:とても市販バイクとは思えない納車したままの計測値である。もちろん後軸出力なのでお釣りが来るくらいのカタログ通りパワーである。ラム圧がかかった時にエンジンで190psというのもうなずける。
スレイプニル 169ps:パワーに関しては文句なしの12Rでありブルーフレームの爆音SOサイレンサーという仕様である。ピークUPもさることながら中低速のトルクやパワーが全く劣化していない。同じ5速計測であるが実測でピーク速度が15km程後退し、結果的にメーター300km時に280kmという実測をたたき出した。ノーマル同様のトルク特性でエンドを伸ばした感じである。ヤマハのように乗りやすいといわれたスレイプニルの秘密はここにある。
ハギー 175ps
:流石にワイバンである。カタログ通りノーマルの15psUPである。エキパイの効果かどうかは判らないが実測で120km/h(5速時)あたりまでは出力の安定感に欠ける。ハギーがよく言う「谷」が丁度4500rpmあたりで綺麗(?)に出ている。しかし130km/hからのパワーは尋常ではない。・・・っていうか関越の直線(群馬あたり)以外でこの効果を体感するのは無理か(^^;
最高速度は詰まっているがこれはスプロケの歯数UPによるローギアード効果である。メーター誤差が12%ほど出ているが、高速域での強烈な加速と表裏一体なのでこのセッティングは好みの問題であろう。

結論
排気系の投資効果は値段と綺麗に相関していることが今回確認できた。高速弾丸ツアーで更なる「ここ一発」に長けるハギー!低速から250km/h overまでよどみなくノーマルを上回るスレイプニル!という結果になった。しかし・・・主に200km/h以上の速度域で伸びるとか、伸びないとか言ったところで、免許がいくつあっても足りないだけである。つまり・・・ノーマルで十分なのかもしれない(爆)!
マフラー選択の最大のポイントは「見た目」ということになろうか?!

*ここはお奨め! 今回ご協力いただいたのは サンダーロード

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